1998年8月17日、ロシアは金利の支払いができずに、デフォルトを宣言しました。
「ロシアはIMFに救済されるからロシアはデフォルトしない」と予想して、大量のロシア国債を買っていたヘッジファンドはとてつもなく大きな損失を被りました。
ポンド危機や、アジア通貨危機では大儲けしてきたヘッジファンドでしたが、「IMFがロシアを見捨てる」ということまでは予想できなかったのです。
こうしてロシアはデフォルトし、ヘッジファンドは大変な損失を被りました。
そして、ノーベル経済学賞を受賞した2人のメンバーを持つ大手ヘッジファンド「LTCM」が破綻の危機を迎えました。
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