金融不安
バブル崩壊によって、かつての名門金融機関が次々と破綻していきました。
1997年11月には、北海道拓殖銀行と山一証券が破綻しました。
1998年10月には、日本長期信用銀行が破綻しました。
1998年12月には、日本債券信用銀行が破綻しました。
どれも大手金融機関で、潰れるなどと誰も考えなかった金融機関ばかりです。
世の中には、「次につぶれる銀行は、どこだ!?」という不安感が蔓延しました。
この頃の金融機関に対する不安感が高まった現象を「金融不安」とよびます。
1999年、政府は世の中の金融不安を鎮めるためと、銀行の財務健全性を高めるために、公的資金を銀行資本へ注入することを決定しました。
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