2008年11月26日

外資リストラを生き残る方法

今年2月にベア・スターンズがJPモルガンに救済された際に、ベアの社員の一部がリストラされたのを皮切りに、

リーマン、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、BNPパリバ、ソシエテジェネラルと投資銀行全体へリストラの波が広がり、

シティバンクのような商業銀行にもリストラの波が押し寄せました。その影響で日本の日興シティグループでも大規模なリストラが行われるようです。

そして、ブラックロック、レッグメイソン、フィデリティ、アライアンスバーンスタインのような大手名門アセットマネジメント会社もリストラを発表しました。

これらの会社の日本法人、日本支社もそれなりの影響を受けそうです。

私の会社でもリストラがありました。
 
 
幸いにして、私は(今のところ)レイオフされることはありませんでしたが、他の人がレイオフされるのを見るのは嫌なものです。



昨日まで働いていた人が、近い関係にあった人に挨拶するだけで、盛大な退職セレモニーもなく、突然いなくなるのです。

そして後日、主のいなくなった机へIT部門の人がやって来てPCを撤去し、机はまっさらになります。

会社では、リストラされた人はまるで以前から存在していなかったかのように、業務が続けられます。



リストラされた人の中には、その人に落ち度がある訳ではなく、景気の良いときに多く採用しすぎた会社側の落ち度の問題というケースもあり、とても気の毒な方もおられます。

今回、私の会社や知人の会社で起きたリストラのケースをもとに、リストラされるリスクを減らすためのTipsをまとめてみました。



1.転職する際の注意点

急激に伸びている会社や、部門には転職しない

 会社業績には波があります。急激に伸びた後は必ず下落プロセスが待っています。堅実な採用方針を取る会社であれば、多少の下落局面でも人を雇い続けられるような保守的な採用方針をとります。しかし、外資系企業のDivision Head(部門長)には、積極拡大志向の人が少なくありません。このような人は高業績を上げた翌年に大きな予算をゲットしたときはバンバン人を採用しがちで、その後の業績下落局面で人員整理をせざるを得なくなる場合があります。特に営業系の部門で要注意です。

※ちなみに、国内系企業では人事部が採用や異動、給与・ボーナスを決定する権限を持っていますが、外資系企業では各部門長が自分の部門の人事権を持っています。そのためか、同じ会社の中でも、慎重な採用育成方針をとって堅実に収益を出す部門長と、バンバン人をとったり自分の下にたくさんの部署を新設したりした後リストラしたり自分がどっかに行っちゃう部門長がいます。採用面接では自分のボスとなる人がどのようなタイプかを見極めることも大切です。


一見偉そうな肩書きなのに仕事内容が曖昧なポジションには転職しない

役員クラスのDivision Head(部門長)が、自分と部門員の間に位置する中間管理職を採用する場合があります。これは、これは、この役員が抱える、日々の部下のコントロール、重要性の低い決裁業務や社内ミーティングなどの雑務を中間管理職におろし、役員自身はより企業業績に直結する活動に集中したい場合等にある採用パターンです。このように採用された中間管理職は、いわば役員の贅沢品です。コストカットが必要になった場合には、真っ先にリストラの対象になります。必ずいなくてはならない人というわけではなく、高い給料で雇っているためリストラした場合のコストカット効果が高いためです。

このようなリストラリスクの高い中間管理職に就いた場合は、頼まれた中間管理業務だけをするのではなく、自分から直接収益を上げるアクションを取るような働き方が必要でしょう。


あんまり大きな会社に入らない

大きな会社は一見安全な転職先のように見えます。しかし、大きな会社は、成長余地が限られます。そのためM&Aによる売上の拡大とリストラによるコスト削減で収益を成長させている会社があります。また、市場シェアの大きい大企業はこれ以上シェアを拡大することができないため、そのため景気後退等によって市場が縮小する局面ではどうしても業績が落ち込みます。業績が落ち込んだ場合でも毎年利益を出さなければならないと考える「優良」上場企業は、豊富に抱える社員というコストバッファーを削減することで利益を捻出しようとします。このような企業は株主にとっては優良企業ですが、社員にとっては・・・です。



誠実さ(Integrity)に欠ける会社には入らない

過去に粉飾決算や賄賂、役員のインサイダー取引など、経営者がスキャンダルを起こしたことがある会社には、スキャンダル自体が数年前のことであっても、入らないほうが無難です。企業文化というのは数年でかわるものではありません。スキャンダルを起こすような土壌は会社内に残っていて、数年後にスキャンダルを再発させたり、顧客の信頼を失うようなことをして、事業基盤を損なうことが起こります。このような会社は社員に対しても不誠実な態度をとるものです。



転職した後の注意点

企業の収益に貢献することで自分の居場所を作る

転職したら、その会社の収益に貢献することが一番大事です。収益に貢献することで、社内での自分の居場所を作ることが大事です。社内政治で自分のポジションを作ることはやめたほうが良いと思います。長い目で見ると、社内政治で得たポジションは、社内政治で失われることが多いように思います。特に今のような景気悪化局面では、社内政治で作り上げたポジションのもろさを観察することが多々あります。そもそも、顧客に喜んでもらってお金をいただき、会社に収益をもたらすことで対価としての報酬を得る、というのが、ビジネスマンとして当たり前の潔い生き方だと思います。

ネガティブな言動は慎む

人の悪口を言うことが多かったり、評論家めいたことしか言わなかったり、自分の仕事から少しでも外れていることにたいして非協力的な態度をとったり、「こんな会社いつでもやめてやるよ」などということを普段公言したりして、周囲をいつも不愉快する人は、やはりリストラの対象になりやすいです。こういう人がリストラでいなくなると、正直「リストラも悪いもんじゃないな」と思ってしまいます。またリストラされた後も同僚や関係者の支援を得られません。



このほかにリストラを避けるテクとしては、「自分にしか分からない仕事を作ってしまって、自分がいなくなると会社が困るようにする」、というものもありますが、お勧めしません。自分では、自分にしか分からない仕事を作り上げたつもりになってても、優秀な人が後任に就けば案外簡単に内容を見破ったり、もっと効果的な仕組みをゼロから作ってしまうものだからです。

また、自分にしかできない仕事を作って抱え込んでしまうことは、自分の出世の可能性を自分で消してしまうことになります。いつまでも同じ仕事を、質を高めることなくやっていると、自分も楽しくないですし、年を取るごとにリストラリスクが高まります。

後輩を育てて自分の仕事をどんどん後輩に任せていき、自分はさらに上のレベルの仕事を作っていける人というのが、会社が求める人材であり、またなかなか得難い人材です。



リストラされた場合のTips

リストラされても、落ち込みすぎないことです。リストラは個人に落ち度は無くても、経営者の落ち度や事業サイクル、景気サイクルによって、避けることができないものです。

私のこのブログを見ておられる人は仕事や勉強に対する意欲の強い人だと思います。そんなあなたがリストラされたのだとしたら、それはあなたの落ち度ではありません。

今までいた会社を去ることは、新しい場所で挑戦するチャンスを得たことも意味します。しかも上乗せ退職金等のパッケージと失業保険給付つきで。

お金の許す範囲で思いっきり豪遊する等して運気を取り戻したら、さっぱりした気持ちでヘッドハンターに連絡を取るなり、狙っているポジションを虎視眈々と狙いつつ今まで時間がなくてできなかった事に取り組んでみるもの手だと思います。



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posted by Tabbycat at 08:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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