2009年01月06日

リーダーの不在?

「日本の総理大臣には、アメリカの大統領のようなリーダーシップがない。だから日本はダメだ。」という意見がありますが、私はそうは考えていません。

日本に不在なのは、リーダーシップではなく、自分の国のリーダーのやろうとしていることを応援しようという、前向きな気持ちだと、私は考えています。
 
 
アメリカでは新しい大統領が就任した最初の半年から1年間くらいは、野党やマスコミはチャチャ入れをせずに新大統領の決断と行動を見守ります。

一方、日本では新しい内閣総理大臣が決まりそうになる時点から、野党やマスコミによるネガティブキャンペーンが展開され、新内閣総理大臣の足を引っ張ろうとします。

しかも、「インスタントラーメンの値段を知らない」とか、「ホテルのバーに行って贅沢している」とか、非常にレベルが低い、揚げ足取りにもなっていない批判を、堂々と展開します。

これでは、どの政党から、どんなに優れた人が総理大臣になったとしても、やりたいことを実行できません。

今は日本人同士で足の引っ張り合いをしている余裕はないはずです。

「なにはともあれ日本の民主主義プロセスで選ばれた人がリーダーになったのだから、しばらくは応援してやろう」というムードの不在が、今の日本の将来の不安や閉塞感につながっているのではないでしょうか。

・・・

なぜか日本のマスコミでは紹介されない麻生内閣総理大臣の今年の年頭所感を、一人でも多くの人に知ってもらうために、以下に全文を掲載します。

麻生内閣総理大臣 平成二十一年 年頭所感

新年あけましておめでとうございます。
 今年は、平成二十一年。今上陛下、御即位二十年であります。国民とともに、心からお祝い申し上げたいと存じます。

 この二十年間、日本は、平和と繁栄を続けてまいりました。バブル崩壊、金融危機など、いくつかの困難にも見舞われましたが、国民の力によって、見事に乗り越えてきました。

 しかし、アメリカ発の百年に一度と言われる世界的な金融・経済危機が生じています。日本だけが、この「つなみ」から逃れることはできません。しかし、適切な対応をすることにより、被害を最小に抑えることはできます。

 国民の皆さんの、景気や生活に対する不安。これを取り除くため、政府は、全力を尽くします。そして、世界の中で、最も早くこの不況から脱するのは、日本です。

 振り返れば、日本人は、これまでも、自らの選択と努力によって、日本という国を保守し、変化させながら、発展させてきました。近代に入ってからも、二度の大きな危機に直面しながら、そのたびに、新たな道を切り拓き、驚異的な成功をおさめてきました。

 百四十年前。明治の先人たちは、戊辰戦争という内戦の中で、新年を迎えました。しかし、殖産興業を推し進め、欧米列強に屈することなく、肩を並べるまでになりました。

 次に、六十年前。昭和の先人たちは、戦争によってすべてを失い、占領下の新年を迎えました。しかし、その後の革新的な努力によって、世界第二位の経済大国をつくりあげました。

 「日本」は、「日本人」は、その底力に、もっと自信を持っていい。これまでと同様に、日本という国は、ピンチをチャンスに変える。困難を必ず乗り越えることができると、私は信じています。

 私が目指す日本は、「活力」ある日本。「安心」して暮らせる日本です。日本は、これからも、強く明るい国であらねばなりません。

 五十年後、百年後の日本が、そして世界が、どうなっているか。未来を予測することは、困難です。

 しかし、未来を創るのは、私たち自身です。日本や世界が「どうなるか」ではなく、私たち自身が「どうするか」です。

 受け身では、だめです。望むべき未来を切り拓く。そのために、行動を起こさなければなりません。

 私は、決して逃げません。国民の皆さんと共に、着実に歩みを進めていきます。

 新年にあたり、あらためて、国民の皆さんのご理解とご支援を、お願い申し上げます。

 本年が、皆さんお一人お一人にとって、すばらしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げる次第です。

平成二十一年一月一日
内閣総理大臣 麻生太郎


ブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog 」でも、この年頭所感が紹介されています。ブログ内で三橋氏が述べられているとおり、今年は、「どうなるか」ではなく、「どうするか」が重要な一年になると私は考えています。


最後までお読みいただきありがとうございます。
もしよろしければ、応援クリックお願いします!

ブログランキング 英語

にほんブログ村 英語学習法


posted by Tabbycat at 08:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

確かにおっしゃる通りだと僕も思います。
大学卒業する前にアメリカへ行っていたのですが、マケインとオバマのどちらを支持するかを尋ねた所、オバマ支持が圧倒でした。

そしてどの方たちも共通して言えることは
国のトップに対しての情熱がありました。

今の日本にないのは1人1人の情熱ではないでしょうか?
Posted by 社会人@一年目 at 2009年01月08日 01:10
社会人@一年目様

コメントありがとうございます!

その通りですね。

どの政党の誰を応援するにしても、その自分が応援したい人に対する情熱をぶつけ合うべきであって、

自分が応援したくない人の揚げ足を取ることにエネルギーを使うのは、揚げ足を取る人にとっても取られる人にとっても、純粋なエネルギーの浪費だと思います。

せめて私たちだけでも建設的なことにエネルギーを使いたいものですね。

Posted by TabbyCat=>社会人@一年目様 at 2009年01月08日 22:45
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。