2009年11月28日

ウォールストリートジャーナルが鳩山内閣へ苦言

ウォールストリートジャーナルのアジア版社説が鳩山内閣へ苦言を呈しました。

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Tokyo Deflation Deflections

AG-AB685_1defla_NS_20091126113625.gifJapan has struggled with deflation in the past, and it appears to be doing so again. The latest downward trend in prices is sparking a policy brouhaha in Tokyo about whom to blame and what to do. Politicians might start with a look in the mirror.

(中略)

Japan's aging consumer corps is still determined to save for the future. Large companies, pessimistic about the economy's prospects, are reluctant to borrow for capital investment. Note that Japan's latest break from deflation, in the middle of this decade, came only after demand for Japan's exports in the U.S. and China had picked up.

What the economy really needs is a good dose of animal spirits. The first priority here would be a change in Tokyo's fiscal policies that have pursued budget-busting Keynesian stimulus with little impact on growth. A return to the deregulatory and tax-cutting policies that prevailed for a time during the middle-part of this decade would also help. Mimicking the Obama Administration's tax and spend policies will only further reduce domestic Japanese growth.

These steps are primarily the domain of Mr. Fujii and his colleagues in Prime Minister Yukio Hatoyama's government, not the central bank's problem. Just as Japan's deflation is symptomatic of deeper problems lurking in the economy, the latest debate about deflation is symptomatic of deeper problems lurking in Japanese economic policy making. Whatever role monetary policy is playing in the current deflation, it isn't a central bank's role alone to spur growth.
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以下私なりの抄訳です。

日本はこれまでデフレーションと格闘してきた。そしておそらくこれからもそうし続けるだろう。最近の物価の下落傾向によって、誰の責任なのかという論争に火をつけた。政治家達は鏡を見ることから始めた方がよいかもしれない。

(中略)

日本の年をとった消費者は依然として将来のために貯蓄している。経済見通しに悲観的な大企業は設備投資のために借金することに躊躇している。2000年代中ごろに日本は一旦デフレから脱却したが、それは米国と中国向け輸出が増加したためだった。

経済が本当に必要としているのは、アニマルスピリットだ。最優先すべきなのは、これまで財政を悪化させるだけで効果のなかったケインズ的景気刺激策をとりつづけてきた、日本政府の政策転換だ。2000年代中ごろに効果的だった規制緩和と減税も効果的だろう。オバマ政府の増税と政府支出拡大という政策を真似したら、日本の経済成長をますます減速させるだけだ。

このステップは、藤井財務大臣と鳩山内閣メンバーの責任範囲にある。日本銀行の仕事ではない。日本のデフレーションがさらに深い問題の前兆であるように、鳩山政府と日銀の責任のなすりつけ合いは、日本の経済政策のより深い問題の前兆である。現在のデフレに対して日銀がどんな金融政策をとったとしても、経済成長を刺激するのは日銀だけの仕事ではない。

(抄訳終わり)

今の鳩山内閣は、デフレと景気悪化は日銀の責任だとなすりつける一方、困窮している国民に子供手当を配ることで支持を得て、次の参院選の票を増やそうとしています。

事業仕分けなど、官僚を悪役にしたてたスタンドプレーも目的は参院選のための人気取りです。

ウォールストリートジャーナルの「財政支出拡大は無効」という主張には賛成しかねますが、「アニマルスピリット(元気・野望)が必要」という意見には賛成です。

今の日本に必要なのは、国から国民へ払われる小銭ではなく、将来への希望や夢です。

規制緩和と減税によって「このチャンスを生かして儲けてやる!」というアニマルスピリットを人々の心に呼び覚ますことが有効です。

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posted by Tabbycat at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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