2010年06月07日

社会人になった時に知っておきたかった20の教訓

この記事はZenhabitsの20 Things I Wish I Had Known When Starting Out in Lifeを和訳したものです。

「この世の全ての謎は解き明かされている。どう生きるか以外は。」 ジャン=ポール・サルトル

私は35歳近くになりますが、これまでの人生では多くの過ちを犯してきました。後悔することは好きではありませんが、これまでに犯した過ちの一つ一つからたくさんのことを学びました。そして私は今、とてもすばらしい人生を送っています。

しかしながら、高校を卒業して大人としての人生を歩み始めた頃に、はじめから知っておけばどんなに良かっただろうと思うものがいつくかあります。

今までの人生を変えたいかと聞かれると、私ははっきりと答えることができません。過去に莫大な借金を背負う必要はなかったかもしれませんが、借金の経験をしなかったら、借金苦から脱出する喜びを知ることもなかったでしょう。もっと良い職業に就くこともできたかもしれませんが、そうすると様々な仕事を経験することもなく、私がブロガー、作家
となることもなかったでしょう。

一度目の結婚をしていなければ、離婚を経験することもなかったかもしれません。しかし、そうすると、一度目の結婚によって与えられた二人の子供にも出会うことはなかったでしょう。

これまでの人生を書き換えようとは思いません。しかし、振り返ってみると、私が人生で学んだ教訓には、18歳の頃に自分に出会ったらぜひとも教えたい物があります。私の後悔の念を共有したいのではありません。私がこれまでの人生で犯した失敗と私が得た教訓が、これから人生を歩み始める若い人たちの役に立つことが私の願いです。

以下に記すことは、完全なリストではありませんが、誰かの役に立てればと願っています。
 
「人生がばかげたジョークでないことを祈る。私は理解していないから」- Jack Handey

1.衝動買いを防ぐ方法。私がお金に困ることになった原因を一つ上げるとすると、それは衝動買いです。必要な服を買う。「買わなければいけない」と小道具を買う。注文が簡単だからとインターネットショッピングをしてしまう。女性にもてるからと注目の新型車を買ってしまう。今となっては恥ずかしいことばかりです。今は、自分が買いたい衝動にかられた時の対処法を知っています。まず一息つく時間をとります。そしてその買い物についてもう一度考え、買うだけのお金のゆとりがあるのか確認し、それは必要な物なのか、不必要なのにほしがっていないか考えます。この方法を15年前に知っていれば、とても有益だったはずです。

2.活動的でありつづける。私は高校時代、陸上競技やクロス・カントリーや野球をやっていました。しかし大学に入ってからは走ることや野球から少しずつ遠ざかっていきました。すぐにやめてしまったわけではありません。高校卒業後も時々は野球をしていました。しかしその後、時々の野球すらやめてしまい、運動しない習慣がついてしまいました。すると、子供と外で遊ぶだけで息が切れるようになってしまいました。そして太り始めました。今はこの悪習を断ち切り、運動するようにしていますが、長年の間に付けてきた脂肪を燃やすのに今でも苦労しています。

3.家計計画の立て方。大人になった時、予算計画を立て支出を管理しなければならないということは知っていました。しかし怠けてやりませんでした。また、どのようにすればよいか方法を知りませんでした。今は、計画の立て方、計画をきちんと実行する方法を知っています。もちろん計画通りにいかないこともありますが、その場合の対処方法も知っています。これは本を読んで身につくものではありません。実践して身につけるものです。練習あるのみです。私の子供達が独立する前に、この方法を教えるつもりです。

4.ジャクフードのツケは後でくる。私が太っているのは、座りっぱなしのライフスタイルだけが原因ではありません。ジャクフードも大きな原因です。ピザやハンバーガー、トゥインキーズ(アメリカの代表的なおやつ。スポンジケーキのようなもの)、砂糖付コーンフレーク、デザートにドーナツ等を次々と食べてきました。光景が想像できるでしょう?好きなものを何でも食べられる時は、それが問題だとは思えないものです。しかし年をとった頃にツケが回ってきます。ジーンズがきつくなり、サイズをいくつも上げていくことになります。私が若くコカコーラをごくごく飲んでいたときに、今の私の写真を見せてくれていればよかったのに、と考えます。

5.タバコは百害あって一利なし。私は大人になるまでタバコをすいませんでした。タバコを吸い始めたときは、それが大きな問題だとは思いませんでした。いつでもやめられると考えたからです。数年間吸い続けた後、やめることができなくなっていました。5回の禁煙が失敗した後、自分が犯されているニコチン中毒のひどさを認識しました。その後ついに禁煙に成功しましたが(禁煙成功日:2005年11月18日)、禁煙には多大な苦痛に耐える忍耐が必要でした。

6.退職後のために貯蓄する。これは明らかに疑いの余地のないものです。私が18歳の時にも退職後のために貯蓄しなければならないことを、知識としては知っていました。しかし真剣に受け止めていませんでした。18歳の私は、リタイヤ後の生活費なんて30代になって心配すれば良いと考えていました。そして私は今30代ですが、18歳の私をひっぱたいてやりたい気持ちです。今までの間にどれだけたくさんのお金を貯めることができたことでしょう!私は積立貯蓄を行なっていましたが、三回転職する間に引き出してしまい、つまらないことに使ってしまいました。

7.あなたが行なっている困難な事は全て、あなたにとって有益なことです。このことは、よく分からないかもしれません。私の人生では、大変な仕事をしていた時期がありました。その仕事をやってはいましたが、その仕事がとても嫌いでした。その仕事をしなければならないから、やっていただけです。ストレスが溜まる仕事で、私は疲れ切っていました。私には耐え難い仕事でした。しかし、なんと、理由も分からずやっていた大変な仕事は全て、長期的には私の血となり肉となってたのです。ストレスの溜まる長時間に及ぶ退屈な仕事をしている時期に学んだスキルや習慣を、今の私は活用しています。苦しい時期に身に付けたスキルや習慣のおかげで、今の私があるのです。若き日の自分よ、ありがとう!

8.中古車を買うときは良く調べよう。私は中古車を買うことが賢い選択だと考えていましたが、中古車を注意深くチェックしていませんでした。そのポンコツ車は次々とエンジントラブルを起こし、運転中にドアが落ちそうになり、ドアノブがはずれ、サイドミラーが落ち、3つのタイヤがパンク寸前(その後実際にパンク)にもかかわらずスペアタイヤは装備されておらず、窓は閉まらず、騒音はうるさく、ラジエーターが故障し、、、まだまだ続けることはできますが、要するに言いたいことは、決して良い買い物ではなかったということです。車を買うときは中古車を買うのが賢明な選択だと私は今でも考えていますが、注意深くチェックして買いましょう。

9.お金に関する口約束は守られない。私は自分の車を友人の友人に売ったことがあります。車を渡した時は、契約書などかわさなくてもきちんとお金を払ってくれると信じていました。今でも時々道路で彼を見かけますが、ユーターンして彼を追いかけ金を払えと請求する気力は、私にはもうありません。

10.どんなに忙しくても、あなたの情熱を追求する時間を持ちましょう。私はずっと作家になり本を出版したいと考えていました。ただ書く時間がありませんでした。家族、学校そしてフルタイムの仕事。何かを書くための十分な時間はありませんでした。そして、時間を自分で作り出さなければならないということに気づきました。自分の好きなことをするためのまとまった時間を確保し、時間を奪う物事を排除し、仕事に取り組んでいるときは誰にも邪魔させないようにしました。もし私がこれを15年前に実践していたら、いままでに15冊の本を書いていたことでしょう。

11.今ストレスの元となっている全ての問題は、5年以内にたいしたことではなくなります。何かがあなたに起きたとき、その物事はあなたにとって大問題かもしれません。締め切りが迫り、いくつもやらなければならないことがあり、人がまとわりついてくる。あなたのストレスはどんどん溜まっていきます。私は大変な仕事をしていたことを後悔していません(上記参照)。しかし、「今大問題となっていることも、2,3年も経てば全く大した事ではなくなっているだろう。」と考えることができていれば、もう少しストレスをためこまずにやれたのではないかと思います。長期的視点を持つことは大切です。

12.あなたの友人はあなたの仕事や買った物よりもずっと大切です。私はいくつかの仕事を経験し、たくさんの物を買ってきました。そして過去15年間で数人の友人を得ました。もちろん、今でも大切なのは友人です。そして、友人や家族ともっと多くの時間を過ごすことができていればよかったのにと思います。

13.テレビを見ることに費やした時間は無駄です。ここ数年間でどれだけの時間テレビを見たか覚えていません。何時間、何日、何週間という時間は二度と戻ってきません。現実の世界はテレビの外の世界で起きているのに、なぜテレビの中の出来事を気にする必要があるでしょうか。浪費した時間は二度と取り戻せません。テレビに時間を浪費するのをやめましょう。

14.最近私は愕然としてしまいました。私の15歳になる長女は、あと3年しか私と一緒にいないのです。たったの3年!十分な時間が残されていないという事実に圧倒されてしまいました。若い頃の自分のところへ行き、頭を引っぱたいて、仕事ばかりするのをやめろ!テレビを見るな!子供との時間を大事にしろ!といえたらどんなに良いでしょう。長女(そして愛する他の子供たち)が生まれてからの15年間は、あまりにも、あまりにも速いスピードで過ぎ去ってしまいました。

15.ドラマの主人公になるな。ハッピーになろう。これまでの人生では、仕事やプライベートで様々な事が私の身に降りかかりました。その時は、この世の終わりかと感じたものでした。悪い事が起きると私の頭はそれだけになってしまい、思い出すたびに私は落胆していました。なんという時間の無駄でしょう。自分が頭の中で勝手にドラマを再現しているだけに過ぎないのだと気づき、前向きな、自分が成し遂げたこと、これから成し遂げられることに集中することができていればば、イジイジして時間を無駄にせずに済んだのに。

16.ブログをはじめて知ったときにもっと注意をはらっておけばよかった。ブログは単なるジャーナルではありません。私は7-8年前に初めてブログというものを知りました。しかし、その当時はあまり関心を持ちませんでした。ウェブ上で誰かがいろいろ書いている程度の認識でした。なぜ私がそんな物を読みたいと思うでしょうか。私はウェブについて自分自身の考えを持っていましたが、自分の考えを世界と共有する必要はありませんでした。インターネット上のウェブサイトやフォーラムを覗くのにたくさんの時間を費やしてきましたが、たまたまブログにアクセスしてしまったときは無視して通り過ぎていました。ブログがすばらしい可能性を秘めていると気づいたのはほんの2,3年前です(私お好きなブログは以前の記事で紹介しました)。もし私がもっと昔からブログに関心を持っていたら、時間を無駄にせずに済んだことでしょう。

17.日記をつけましょう。記憶は全くあてになりません。私は簡単に忘れます。昔のことだけでなく、最近のことも。私の子供が小さかった頃のことを覚えていません。記録を残していないからです。自分の人生についても覚えていません。記憶がまるで霧のようにかすんでいるのです。日記をつけていればよかったと思います。

18.テキーラは悪魔。詳しく話すつもりはありません。テキーラを飲んでひどい経験をしたし、「テキーラは悪魔の飲み物である」ということ以外に有益なことを学んだことはない、とだけ言えは十分でしょう。

19.あなたもマラソンを完走することができます。マラソンの夢を延期するのをやめましょう。とてもやりがいのあることです。マラソンを走ることは、高校時代からの私の夢でした。やりたいけれど届かない目標でした。一年また一年と伸び伸びにしてしまっていました。今、私はマラソンは不可能なものでないし、非常にやりがいのあるものだということを学びました。もっと若くて体重が軽い頃からマラソンを始めていれば、もっと良いタイムでゴールできるのに、と思います。

20.これらのアドバイスに従っても、あなたは過ちを犯すことでしょう。でも、それには意味があるのです。18歳の頃の私がこの記事を読んだら「なんて良いアドバイスだ!」というかもしれません。しかしそれでも同じ過ちを犯すことでしょう。私は良い少年でしたが、アドバイスに従うのは苦手でした。私は自分で失敗してみて、自分自身の人生を生きる必要があったのです。それが私のやってきたことですし、それを後悔したことはありません。全ての経験は(テキーラの一件を含めて)、私が今の私にたどり着くまでの人生の道のりを導いてくれました。私は今ある自分を愛しています。世界中のほかの人生とも交換したくはありません。苦しみ、ストレス、ドラマ、重労働、過ち、失望、二日酔い、借金、脂肪。これら全ては私の人生にとって大きな価値を持つものです。

「死んだときに葬儀屋すら悲しんでくれるような、そんな生き方をしよう」 −マーク・トゥウェイン



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posted by Tabbycat at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 知識・スキルを高める | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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