2011年01月08日

ユーロ通貨に家族の絆を学ぶ

スティグリッツ氏がユーロ消滅の可能性について述べています。

ユーロは消滅も、債務危機の対応不足なら−スティグリッツ氏

1月5日(ブルームバーグ):ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は、長期的な安定を確実にする追加措置が取られなければ、ユーロは消滅する可能性もあるとの見解を示した。フランス紙リベラシオンに語った。

  同教授はインタビューで、現在の安定基金は「小国への一時的な救済」しかもたらさないと指摘。スペインやイタリアなど大国の財政も「危うい」とし、状況がさらに悪化すれば共通通貨への圧力が強まるだろうと述べたと同紙は伝えている。

  同紙によると、スティグリッツ教授は、長期的安定に向けた連帯責任基金などの「適切な政策とバランスのとれた制度」がなければ、ユーロは存続できないかもしれないと語った。



ユーロ加盟国には、1年間の国債発行上限をGDP対比3%以内、累積国債発行残高をGDP対比60%以内に抑えるという条件があります。加盟国の一部が大量に国債を発行したりしてユーロの信用を落としてしまうことを防ぐためです。
 
ギリシャやアイルランドは財政赤字を国債発行で埋めることができないため、増税や財政支出削減しか自力再建の方法がありません。これらは国民の理解を得なければならないため、すぐに実行することはできませんし、限度があります。そうなると、財政に余裕のあるユーロ加盟国が助けてあげないといけなくなります。

そんなことができる国はドイツだけなのですが、ドイツは救済を嫌がっています。「俺たちは働いて貯蓄してきたのに、なんで遊び呆けて借金した奴を助けないといけないんだ。自分で倹約しろ!」という訳です。

このような混乱を見て、スティグリッツ氏は「加盟国の連帯責任で問題を解決しないとユーロは消滅するよ」と警告しているのです。

ユーロ加盟国のドタバタ劇を見ていると、「苦楽を共にする覚悟を持った仲間の間でしか、統一通貨は持てないのだな」とつくづく思います。通貨は単なる売買の手段ではなく、共同体の共有財産なのです。

通貨を統合するのは、家族が一つの預金通帳を共有するようなものかもしれません。通帳を共有することがどんなに便利だったとしても、信用できる人としか通帳を共有することはできません。

ちなみに我が家では、夫婦で一つの預金口座を生活口座として共有しています。資産の大半は妻名義の証券会社口座で運用しています。運用意思決定は私がやってますが。

統一通貨が相互扶助共同体の証しだとすると、共有預金口座は家庭円満の証しかもしれません。


最後は蛇足になりましたが、お読みいただきありがとうございました!
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posted by Tabbycat at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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