2011年05月19日

みずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併で気になること

みずほ銀行とみずほコーポレート銀行が合併します。

みずほ銀とコーポ銀、13年にも合併 システム障害受け体制一新
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110518/bse1105180820000-n1.htm

みずほフィナンシャルグループが、中核のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行を2013年にも合併する方針を固めたことが18日、分かった。事業譲渡方式の活用などを検討し、今年度から、情報システムの統合作業を進める。今年3月にみずほ銀行が起こしたシステム障害の対応遅れへの反省から、旧3行出身者が首脳ポストを分け合う3トップ制をやめて意思決定を一元化し、経営の効率化をはかる。

 
このニュースを聞いて、気になることがあります。
 1.役員が多すぎないか?
みずほ銀行、みずほコーポレート銀行といえば、役員が多いので有名です。興銀、一勧、富士という三行が合併してできた銀行なので、それぞれの銀行から同じだけ出世させるからと言われています。

みずほ銀行の役員が40人、みずほコーポレート銀行が47人。足すと87人。(数え間違えてるかもしれないです)こんな大人数で、役員会議は成り立つのでしょうか。

一人が一分発言してもそれだけで一時間半立ってしまいます。おそらく、87人中70人くらいが発言せず黙っている会議になるのではないでしょうか。


2.またシステム統合するって、大丈夫?
今回の合併は、みずほ銀行のシステムトラブルが背景にあるとのこと。あのトラブルは根本的に解決しているのでしょうか。みずほ銀行とみずほコーポレート銀行のシステムを統合させるそうですが(合併するなら当たり前の話ではあります)、またまたシステム障害を起こしたりはしないのでしょうか。
システム部門の方々の疲労心労はいかばかりかと心配です。

3.みずほコーポレート銀行員の士気は大丈夫か?
「ウチは投資銀行だよ」「事実上、興銀=みずほコーポレート銀行だよ」と説明を受けてみずほコーポに入行した新卒や転職者は少なくないはずです。みずほ銀行と合併することで、彼らのモチベーションがダウンしてしまうのが心配です。

4.出身行による派閥がややこしすぎないか
漏れ聞いた話では、みずほコーポ行員の中には「合併しても元みずほコーポ行員はリテールに異動されない」と思っている人がいるようです。このような発想が、「元みずほ」「元みずほコーポ」という派閥を生み出します。

いまでさえ、元興銀、元一勧、元富士、という派閥があるのに、これにさらに元みずほ、元みずほコーポ、という派閥が加わると、もうわけがわかりません。タスキがけ人事の習慣は事実上残るでしょうが、どうタスキがけするのかは、さながらパズルのようです。経営陣や人事部はタスキがけパズルを解くのに精いっぱいでしょう。とても戦略的な人事を行えるとは思えません。

以上、心配な点を書いてきました。しかし、たくさんの銀行が合併してできたのは、みずほだけではありません。

三井住友銀行は、
太陽銀行+神戸銀行+三井銀行=さくら銀行
さくら銀行+住友銀行=三井住友銀行
という経緯で出来上がりました。

三菱東京UFJ銀行は、
東京銀行+三菱銀行=東京三菱銀行
三和銀行+東海銀行=UFJ銀行
東京三菱銀行+UFJ銀行=三菱東京UFJ銀行
という経緯です。

いずれも、内部ではたすきがけ人事や出身銀行による処遇格差などあるようですが、システムトラブル等の問題をおこすことなく経営されています。

(それぞれ、元住友銀行員、元三菱銀行員が圧倒的な力を持っている、という点が、力関係の微妙なみずほとは違う点ですが)

みずほの合併が成功することをお祈りしています。

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posted by Tabbycat at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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