2011年10月20日

三橋貴明「国民の教養」

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経済と国家がわかる 国民の教養

久しぶりの更新です。ギリシャはなかなか飛びませんね。EU,ECB,IMFというトロイカ体制で思い切った意思決定ができません。ユーロ加盟各国の足並みが揃わないので、時間稼ぎのギリシャ支援策ですら簡単には可決しません。

なんとかかんとか時間稼ぎしつつ、水面下では秩序あるギリシャデフォルトの準備が進められている、と信じたい所です。

さて、今回は面白かった経済本を紹介します。この本を読むと日本に対するみかたがガラリと変わります。
 
三橋貴明氏の「国民の教養」です。本書には日本経済の強さが分かりやすく書かれています。マスコミでは日本の将来に対する悲観的な報道が多いですが、本書を読むと。日本経済に対し根拠のある自信を持つことができます。

日本は、対GDP比債務残高でみると、ギリシャを上回る借金大国です。しかし、日本の政府債務とギリシャの政府債務は全く性質が異なります。日本政府は日本国内の企業や家計からお金を借りているのに対し、ギリシャは外国からお金を借りています。これは、実は国家主権にもかかわる大きな違いなのです。詳しくは本書でご確認ください。

私にとって面白かったのは、「日本の富裕層が外国に逃げたとしても日本国債は暴落しない」というくだりでした。

私は、以前まではこう考えていました。「日本の国債は国内で消化されているから暴落はしない。でも、日本人が国債を売り、日本円を売って海外資産を買うと、日本国債の買い手がいなくなるのでは?」

この考えが間違いであることが本書を読んで分かりました。日本人が円を売るという事は、反対側に円を買う人がいるということです。日本人が円を売ったからと言って、円が消滅してしまう訳ではなく、他の誰かの手に円が渡るだけなのです。こうして、円は絶対に消滅しません。よく考えてみれば当たり前の話なのですが、本書を読むまでは気付かなかった点でした。

ではなぜ日本円はこんなにたくさんあるのかというと、日本の経常収支が黒字だからです。

三橋氏は、日本が抱える問題の根源は「情報の歪み」であると指摘します。ゆがんだ報道によって、わたしたちの脳に日本に対する悲観論が植えつけられています。この情報の歪みを正すために三橋氏が書いたのがこの本です。日本の現状を正しく理解し、将来を冷静にポジティブに考えるきっかけとなる本書は、まさに「国民の教養」となるべきテキストです。


経済と国家がわかる 国民の教養

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posted by Tabbycat at 23:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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