2012年02月16日

ギリシャはユーロを離脱すべき

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ギリシャのデフォルトが懸念されています。国のデフォルトは決して珍しいわけではありません。今までにも国がデフォルトした例はありますが、いずれのケースでもデフォルト後に経済は大きく回復しています。
 

ブラジルも1990年代にデフォルトしました。しかし今では高度経済成長を続け、ワールドカップとオリンピック開催国に選ばれるまでになりました。

ギリシャもブラジルと同じように、今の苦境を乗り越えた後は経済成長できるでしょうか。私は、ギリシャの成長は、ユーロに加盟している限りあり得ないと考えています。

これまでデフォルトした国、またはデフォルトしそうになった国はIMFの管理下におかれ、資金援助の条件として財政再建を要求されました。この要求を満たすために国は緊縮財政政策をとりました。代表的な手段は増税と社会保障費の削減です。税金が増え社会保障が減ると、国民の間で生活不安が高まり消費が減少しました。そして景気がさらに悪化し、失業率が増えました。

ここまでは現在のギリシャでも起きていることですが、ここから先が違います。ブラジル危機やアルゼンチン危機、アジア危機では、これらの国の通貨価値が大きく暴落しました。そして国の製品やサービスの値段が割安となり、輸出が増え、外国からの観光客も増えました。貿易赤字は黒字に転じ、景気回復、企業収益向上、失業率低下、消費増加、税収増と好循環が生まれ財政が再建され、経済成長が始まりました。

財政再建とその後の経済成長の原動力は、IMFが要求した緊縮財政ではなく、通貨価値の下落だったのです。

ギリシャの通貨はユーロです。ギリシャがこれだけひどい状態にあるにもかかわらず、ユーロはそれほど下落していません。これはユーロがドイツ、フランスなどとの共通通貨だからで、ユーロの価値はギリシャの惨状だけを反映するのでなく、ユーロ加盟国全体の平均点で決定されるからです。

だからギリシャは通貨下落というアドバンテージを得られません。通貨価値が下落すれば財政再建と経済成長にむけてロケットスタートをきることができます。しかしユーロは緩やかにしか下落していないため、ギリシャはアドバンテージなしの自己努力のみで回復するしかありません。

ギリシャがさっさと復活したいなら、ユーロを脱退し通貨をドラクマに戻し価値を暴落させ、輸出と観光収入を増やせば良いのです。私には、ギリシャが何故ユーロにしがみついているのか皆目見当がつきません。まるで、どんなに収入が減ってもマイホームを手放したくないばかりにローンを払い続けるサラリーマンのようです。

いちどユーロ加盟国という地位を手放し、何もかも清算してしまえばよいのです。そうすれば為替レートという市場の自動調節機能が働き、ギリシャをまたふつうの状態に戻してくれるでしょう。

一瞬の苦痛を避けたいばかりに本質的な問題解決を先送りしていては、問題の深刻化を招くばかりです。ギリシャ政権には英断が求められています。

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posted by Tabbycat at 22:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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