2012年09月28日

投資初心者はヘッジ付き外債を買いなさい!

投資は個人にとって必要です。なぜ必要かは、すでに多くの人が言い尽くしています。曰く、「働いて貯蓄しても、銀行に預けているだけではほとんど増えない。投資すれば資産を増やすことができる。給与収入が減り、年金が期待できない世代は、投資で資産を増やす自助努力が必要だ。」私もこの考えに賛成です。

投資肯定派の中でも、「なにに投資するか」「どのように投資するか」については、様々な意見に分かれています。今回は、「なにに、どのように投資するか」についての私の意見を書きたいと思います。リーマンショックの時の相場大暴落など、いろいろと経験したうえでたどりついた考えですので、多少は参考になるかと思います。

株に投資する必要はない

投資初心者は株に投資する必要はない、というのが私の考えです。いわゆる長期投資を伝導する方々は、株式は短期的には値動きが激しいが、長期で保有すればおおきく上昇する、と説明します。ところが、日本株は今だに20年前のピークから4分の1の水準で推移しています。外国株式は日本株よりマシですが、それでも10年保有しつづけても損がでたまま、というケースがあります。10年投資しても損するかもしれない投資は、初心者が手を出すべきものではありません。


為替リスクをとってはいけない

投資初心者は、株と同じく為替にも手を出してはいけません。世の中ではFX投資が人気をあつめていますが、FX投資は丁半バクチのようなものです。だれかが得をすれば、だれかが損をするゼロサムゲームです。最終的に儲けるのは、胴元であるFX会社です。数億円もうけた脱税主婦というのは、宝くじにあたったような例外的存在です。その数億円は損をした大勢の人が支払ったものです。

FX投資でなくても、外国資産へ投資をすると自然と為替リスクをとることになります。この為替リスクを回避するために為替ヘッジすることをおすすめします。このやり方は後で説明します。


債券最強。でも日本債券は低利回り

初心者が投資すべきなのは、安定した利回りを得られる債券です。問題は、日本の個人向け国債や日本債券投資信託の利回りは非常に低く、預金に対してそれほど有利ではないことです。

そこで、利回りの高い債券を探すことになります。金利の高い国の債券を買えば、日本債券よりも高い利回りを得られます。しかし、外国債券に投資すると為替リスクがついてきます。いくら債券の利回りが5%、10%あったとしても、円高のせいで利子収入がふっとんだ、なんてことはザラにあります。

そこで考えられるのが、為替リスクをとらずに高利回りの外国債券に投資する、という方法です。こんなむしのよい投資を可能にするのが「為替ヘッジ」なのです。


海外の債券に為替ヘッジして投資する。

ここでやっと結論にたどりつきました。投資初心者が高い利回りを獲得したい場合は、為替ヘッジをして外国債券に投資をするのがもっとも簡単な方法です。具体的には、投資信託の中から、為替ヘッジがついた債券ファンドを選んで買えば良いのです。

為替ヘッジのついた外国債券ファンドはたくさんあります。私がおすすめするのは、米ドル建ての債券に投資する為替ヘッジ付きファンドです。なぜなら、米ドル→日本円の為替ヘッジコストは、今ほとんどゼロに近い水準だからです。米ドル→日本円ヘッジの場合、為替ヘッジコストはアメリカの短期金利と日本の短期金利の差で求められます。アメリカも日本もゼロ金利政策をつづけているため、米ドル→円のヘッジコストは、いまほぼゼロなのです。無料で為替リスクをヘッジできるのです。これを使わない手はありません。


米ドル建てで、高利回りの債券とは?

米ドル建ての債券に投資する為替ヘッジ付きファンドがもっとも良い選択肢だとわかりました。しかし、そんなファンドはたくさんあります。さらに絞り込む必要があります。

まず避けるべきなのは、米国国債だけに投資するファンドです。米国国債の金利は現在非常に低くなっています。日本国債より多少マシという程度です。

利回りの高い債券には、ハイイールド債券と新興国債券があります。ハイイールド債券とは、信用力の低い企業が発行する社債です。信用力がひくくてリスクが高い分、金利も高くなっています。新興国債券とは、東南アジアや中南米の新興国が発行する債券です。米ドル建てで発行されるケースが多いようです。

ハイイールド債券ファンドと新興国債券ファンドの両方に投資するのが好ましいのですが、ここで考慮すべきなのはファンドにかかるコストです。ファンドを買うときには販売手数料がかかる場合があります。また、ファンドを保有している間、信託報酬というコストがかかります。コストがなるべく低いものを探しましょう。

コストも考慮したうえで、おすすめできるファンドを紹介します。野村アセットマネジメントの「野村インデックスファンド・新興国差債券為替ヘッジ型」です。これは米ドル建てで発行された新興国債券に投資する為替ヘッジ付ファンドです。楽天証券やマネックス証券などのネット証券で買えば販売手数料はゼロ。信託報酬は年間0.6%です。

私はこのファンドが設定された時から購入していますが、今は設定時からおよそ1.2倍に増えています。今も順調に上昇中です。為替リスクをヘッジして高利回り債券に投資する効果が見事に現れています。

初心者はリスクの高い投資に手を出さず、まずは今回紹介した低リスクで高利回りの為替ヘッジ付き債券ファンドで、投資への第一歩を踏み出してみましょう。

※投資は自己責任でおねがいします。結果を人のせいにせず、自分の責任として受け止めることも、投資家と成長するための大事なステップです。
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