2013年08月27日

日本の貿易赤字を心配しなくてよい理由

ブログランキングへのご支援よろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

「日本の貿易赤字が拡大」と報道されています。

 原発停止にともなう火力発電用燃料としての石油の輸入が増えたことや、中国の景気失速で中国向け輸出が減ったことが原因です。

 「貿易赤字が拡大!日本は終わる!!」などとマスコミは不安を煽っていますが、何も心配する必要はありません。


 なぜなら、日本の経常収支は黒字だからです。

 経常収支とは、「貿易収支」、「サービス収支」、「所得収支」、「経常移転収支」を合計したものです。

 「貿易収支」は製品の輸出入の収支です。「サービス収支」は、観光や医療などのサービスの輸出入の収支です。海外から観光客が日本にたくさんくると、「サービス収支」が黒字になります。

 「所得収支」とは、日本が所有している外国の証券や融資などから支払われる利子・配当収入のことです。日本が所有する外国資産のことを「対外純資産」といいますが、これがおよそ240兆円あり、この対外純資産から受け取っている所得収支は毎年おおよそ14兆円くらいの黒字なのです。しかも所得収支は年々増加しています。昨今の円安によって、円建てでみた所得収支はさらに増加するでしょう。

 「経常移転収支」は外国への援助などによる所得の移転を集計した収支です。日本はODAなどで海外へ援助していますので、この収支は赤字です。

 日本は莫大な対外純資産を所有し、ものすごい金額の所得収支を毎年稼いでいますから、所得収支も加味した「経常収支」が、日本の国力を測るうえで重要な数字ののはずです。

 しかし、マスコミは莫大な所得収支があることを無視して貿易・サービス収支だけをとりあげ、「日本は貿易赤字!」と騒いでいるわけです。

 日本を個人にたとえると、すばらしい製品を生産して輸出する働き者であると同時に、莫大な資産から利子・配当収入を得ている資産家でもあるのです。日本は、世界がうらやむ超金持ち国家なのです。

 一時的な要因で商売のほうで赤字がでても、資産からあがってくる利子・配当で黒字なのですから、何も心配する必要はありません。

 こんな簡単なことをなぜマスコミは隠すのか、私には理解できません。なんでもいいから不安を煽る記事を書けば新聞雑誌の販売部数が延び、テレビニュースの視聴率があがるのでしょうか。それともマスコミの方々自身が貿易収支と所得収支の違いを理解していないのでしょうか。

 いずれにせよ、マスコミに煽られて不安になるのは愚の骨頂です。

 私たちがすむ日本は、莫大な海外資産を持ち、しかも人々が勤勉に働く国なのです。

ブログランキングへのご支援よろしくお願いします。
人気ブログランキングへ


posted by Tabbycat at 21:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。