2013年09月16日

王将全裸写真をUPするのはノーリスク、ノーコスト、ハイリターンな行動かもしれないが

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最近、飲食店やコンビニで悪ふざけした写真をFacebookやTwitterで公開する輩が増えている。

こういう手合いは何も考えおらず、ただ目立ちたいだけでやっているので、相手にせずスルーするのが一番だ。

しかし、この手の馬鹿馬鹿しいネタはアクセスを集めやすいのか、大手ニュースサイトがいちいち取りあげる。ツイッターでも拡散しやすい。それをみて、「俺たちもやろっか!卒業記念に!」などというのが次々とあらわれている、と想像する。

個人を特定されたとしても、失う既得権は持っていない。無料で手軽に世間に注目されるのだから、ノーリスク、ノーコスト、ハイリターンな行動であり、実は合理的な意思決定に基づく行動ともいえてしまう。

人気者になりたい、女に注目されたい、友達に自慢したい、という動機で世間に迷惑をかける行為をやりたくなる気持ちは分からんでもない。

ただ、やるならもっと、バイト先の冷蔵庫に入るとか餃子屋で全裸になるとかいうセコイことじゃなくて、もっとデカイことをやれないか。

村上龍氏著69 sixty nine では、主人公の高校生、矢崎剣介は自分の学校をバリケード封鎖する。時は1969年。学生運動が末期のピークを迎えた時で、当時の大学生は日米安保条約に反対し、不正や汚職にまみれた体制にノーを突き付け、共産主義革命による理想社会の実現を目指した。

佐世保という田舎の高校生だった矢崎剣介は、自分の高校をバリケード封鎖することを思いつくが、その理由は「女にもてたいから」。
バリケード封鎖はすぐ撤去され矢崎とその仲間がやったことはすぐにバレてしまう。黙秘を誓い合った友人も「大学進学できなくなるぞ」などと大人におどされて落ちて行く。

奴らがちらつかせるのは「安定」だ。つまり、「進学」や「就職」や「結婚」だ。奴らにはそれだけが幸福につながるという大前提がある。胸がムカムカする大前提だが、これは意外に手強い。まだ何者にもなっていない高校生にとって、手強いのだ。

矢崎がやったとバレたときの矢崎の父親が格好良い。

「目を。そらすなよ」
オヤジはそう言った。
「校長から、いろいろ言われる時、目をそらしたり、下を向いたりするな、卑屈になるなよ、別に威張ることはないが、卑屈にペコペコすることはないからな、お前らがやったことは、人殺しでもかっぱらいでも強姦でもない、信じてやったんだから、堂々と、処分を受けてこい」
涙が出そうになった。バリ封がばれた後、僕達は大人達から攻撃され続けた。勇気づけてくれたのは、オヤジが初めてだったのだ。


悪ふざけ写真をSNSにアップ喜んでいる若者は、69 sixty nine を読んで、少しは 頭を使って、本当の面白さとは何かを考えて見てはいかがか。低レベルな悪ふざけでは、親父の説教もサマにならない。


69 sixty nine

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posted by Tabbycat at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | チラシの裏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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