2016年02月13日

世界一分かり易い「マイナス金利で何が起きるか」

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日銀がマイナス金利導入を2016年は1月末に発表して、数日たった2月9日、日本では10年国債の利回りがマイナスとなりました。

このブログは経済ブログではないのですが、おそらく歴史に残るイベントなので、記念記事を書いておきます。

10年国債利回りがマイナスになったのは日銀が仕組んだものではありません。

今の市場は完全なビビリモードなので、ドイツ銀行デフォルトの噂とか、アメリカ景気の減速観測とかをきっかけに世界中の株が下落しています。安全資産ということになっている日本円に買いが殺到し、日本の安全資産資産である国債に資金が集まっている、という状況です。

さて、マイナス金利の世界で何が起きるか。特に個人や家計の観点からまとめます。


預金金利が引き下げられる

銀行はお客さんから預かったお金を国債などで運用します。その国債の利回りがマイナスなのですから、預金を預かっても運用するあてがありません。

だから銀行としては預金をあずかりたくありません。そのため、預金金利が引き下げられます。実際にメガバンクなどでは定期預金金利が引き下げられました。


金融商品の利回りが下がる

国債で運用する金融商品では、利回りが下がるでしょう。貯蓄型の保険の予想利回りが下がるため、保険料の値上げを検討する保険会社もあるようです。


金融商品が販売停止になる

短期国債で運用するMMFというファンドを販売が停止されました。MMFは短期国債で運用します。短期国債の利回りがマイナスですから、MMFから獲得できる収益もマイナスになります。損するとわかっている金融商品を売るわけにはいきませんから、販売停止となったわけです。妥当な判断です。

個人が購入できる国債の一部もマイナス金利となったため販売停止されました。これも当たり前です。

安全な資産運用のための金融商品が減っている状況です。


住宅ローン金利が引き下げられる

一方で、良いニュースもあります。住宅ローンの金利が引き下げられます。住宅ローンの金利は10年国債利回りなどを参考に決められます。10年国債利回りがマイナスになのですから、住宅ローン金利も引き下げられるでしょう。毎月末に翌月の住宅ローン金利が決められることが多いようです。今月末に決まる住宅ローン金利は要チェックです。


こうしてみると、金融商品も住宅ローンも金利が引き下げられたのですから、お金を預けるよりもお金を借りた方がよい、と考える人もいるかもしれません。

それこそが日本銀行の狙いです。コツコツ貯蓄するのでなく、お金を使い、ローンを借りる。そうすると、お金が世の中に出て行って回り出し、景気が良くなります。

しかしながら、金利が低いからといって貯蓄をやめて消費したり、必要もないお金を借りるのは考えものです。マイナス金利だからといって、生活様式を変える必要はありません。冷静に対応しましょう。

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posted by Tabbycat at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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