

ちょっとしたいたずら心で、スコットランドの学生が、普通のパイナップルを展示会に置いて立ち去りました。
4日後に学生が戻ってみたところ、そのパイナップルはガラスケースに保管され、芸術作品として展示されていたのです。

この展示会の関係者によると、ガラスケースがどこから来たのか不明だそうです。しかし、事の顛末を確認したのち、このパイナップルをそのまま展示しておくことに決めました。
パイナップルを置いた学生は「このパイナップルはだんだん傷んできます。このアートは、全ての生命が避けられない運命を表現しているのです」と語っています。
似たような出来事は以前にも起きたことがあります。10代の若者が、サンフランシスコ近代美術館の床にメガネを置いたところ、写真を撮る人などが現れたそうです。

現代アートの中には、一般人には理解が難しいものもたくさんあります。この展示会や美術館に足を運んだ方々は、パイナップルやメガネから芸術性を見出そうと悪戦苦闘したことでしょう。
inevitableは「避けられない」と言う意味です。頭のinをはずしてevitableとすると「避けられる」という意味になりますが、こちらはあまり使われないようです。また、これらの単語の元となったのはevitte(避ける)という動詞ですが、この単語は古語で現在では使われません。「避ける」という意味の動詞ではavoidがよく使われます。
ソース:http://www.bbc.co.uk/bbcthree/item/f46a1a5a-2aa2-44ae-a80c-f8eaca5b1035
