2018年06月21日

前田裕二「人生の勝算」はビジョンとハードワークの格好良さに溢れた良書


人生の勝算 (NewsPicks Book)

Amazonにアクセスすると、やたらと前田裕二氏の著書「人生の勝算」を薦めて来ます。


Amazon製AIが、私の購買行動を見て「こいつはこの本を気に入るにちがいない」と判断したのでしょうか。

Kindle Unlimitedならタダだからいいやと軽い気持ちで読んだのですが、かなりの良書でした。
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前田裕二氏は、8才の時に両親をなくし、小学生の時に路上でギターの弾き語りをやってお金を稼ぐなど、大変な苦労をして育ちます。

その後の経歴をアマゾンから引用します。

1987年東京生まれ。2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入社。11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。株式市場において数千億〜兆円規模の資金を運用するファンドに対してアドバイザリーを行う。その後、0→1の価値創出を志向して起業を検討。事業立ち上げについて、就職活動時に縁があった株式会社DeNAのファウンダー南場に相談したことをきっかけに、13年5月、DeNAに入社。同年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。15年8月に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。同月末にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。現在は、SHOWROOM株式会社代表取締役社長として、SHOWROOM事業を率いる。


恵まれない環境から生まれたハングリー精神を武器に、ハードワークをいとわず夢に向かって突き進む、という起業家です。ワタミの渡邉美樹氏、GMOの熊谷正寿氏を彷彿とさせます。手帳術に一過言持っている所も似ています。

外資系投資銀行で大成功しているのであれば、10年くらい稼いでリタイアすればいいのに、とか他人事ながら思ってしまいますが、前田氏のような方にとってはリタイアしてゆっくり過ごすよりも、自分のビジョンを起業で実現するほうが、やりがいがあることなのでしょう。

本書から感じるのは、一貫したビジョンを持ち続け、考え続け、ハードワークを続ける著者の格好良さです。

ともすれば慣れた仕事を惰性でやっている自分が恥ずかしくなります。とても良い刺激を受けました。

また、私が外資につとめるからかもしれませんが、前田氏の外資系投資銀行時代のエピソードも印象に残りました。特に、前田氏の上司の宇田川氏に惹かれました。

宇田川さんあ人に好かれる天才ですが、それ以前に、「人を好きになる天才」でした。他の人と接して、その人のいいところや、感謝できるポイントを自然に見つけて、まず自分が人を好きになってしまう。


宇田川さんは毎週日曜日に「日曜勉強会」と銘打って、自分のチームメンバーを対象に、勉強会を開いていました。そこでは、僕ら現場メンバーと、宇田川さんの間にある差を埋めるために、彼が今週一週間考えていたことや投資アイデアを吐き出したり、来週一週間の市場の動きを予測したりして、すべて伝えてくれました。毎週相当な時間を使って準備をしているんだろうなと、彼の部下育成に対するコミットに、いつも舌を巻きました。


人に好かれる、人を好きになる、というソフトスキルは、MBAや英語力などのハードスキルよりもはるかに重要です。

社内での競争が激しい外資では、部下の育成に時間を割く上司は多くありません。部下が自分のライバルに育ってしまうかもしれないからです。しかし、宇田川氏は、そんな小さな考えなど持たず、一人ではできないスケールの仕事をするために部下育成に多大なエネルギーを投入しています。とても器の大きい人だと感じました。

結果として部下の前田氏は外資投資銀行を卒業してしまったわけですが、宇田川氏が部下育成のために費やした時間は無駄ではないでしょう。

今やベンチャー企業の社長となった前田氏は、宇田川氏にとって新たなビジネス機会となっているかもしれません。


私はあまり芸能ネタに感心が無いので、前田氏が運営する「SHOWROOM」を利用することはないとおもいますが、このサイトの成功を祈りたいと思います。



人生の勝算 (NewsPicks Book)

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posted by Tabbycat at 18:00 | Comment(0) | 目標を設定し、達成する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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