
世界一長生きしたとされるフランス人女性の長寿記録は、実はウソだったと指摘されています。
この女性は1997年に亡くなった時、年齢が122歳と164日と記録されました。しかし、ロシアのモスクワ大学の数学者が、「長寿女性は、母親とすり替わった娘である」と指摘する研究を発表しました。
この数学者は、「長寿女性」の伝記、写真、各記録を調べたうえでこの結論を出しました。
記録によると、「長寿女性」の娘は1934年に胸膜炎で亡くなったことになっています。しかしこのとき実際に亡くなったのは母親で、娘が母親になりかわったと、ロシア数学者は主張しています。
母親が死ぬと相続税が発生します。これを避けるため娘は、死んだのは自分ということにして、その後の人生を自分の母親として生きてきたというのです。
1997年に亡くなったのが娘だった場合、死亡時の年齢は99歳ということになります。
フランスの人口統計研究機関は、母親と娘の遺体を掘り起こし、彼女らの年齢を調べ直すことを提案しています。
もし、この「長寿女性」の記録が偽物だった場合、本当の長寿記録は119歳まで生きて1999年に亡くなったアメリカ人女性のものになります。
母親が死んだのに自分が死んだことにして、母親になりきるとは、まるでミステリー小説のような話ですね。荒唐無稽な話のようですが、相続税を逃れるためという動機などは説得力があります。その後長生きして「長寿世界記録」を樹立してしまったために不正を疑われる結果となりました。真相究明が待たれます。
「(死体などを)掘り返す」は、英語で“exhume”といいます。ex(out)と、hum (human)という語源を組み合わせて出来た言葉です。一見むずかしそうな言葉でも、語源に分解すると覚えやすくなる場合がありますね。
ソース:https://www.foxnews.com/world/worlds-oldest-person-ever-jeanne-calment-may-have-been-a-fraud-researchers-allege
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