2019年07月28日

ある男性が残したもの pay it forward

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米国アイオワ州に、素朴で謙虚な1人の男性がいました。


Dale Schroederという名の男性は貧しい育ちで、大工として67年間同じ会社で働き、妻子はありませんでした。

友人は男性について「ブルーカラーの肉体労働者でした。毎日仕事に行き、一生懸命働き、質素な生活をしていました」と話しています。

2005年に亡くなった時、誰もが男性の資産に驚かされました。男性は長年に渡って財産を蓄えていたのです。

子孫を持たないこの男性は、生前、弁護士と話し合いました。

「私には大学へ行くチャンスがなかった。だから、大学へ行きたいという子供たちの手助けをしたい」

男性の資産は2〜3人の子供たちだけでなく、何十人もの子供を大学に通わせるのに十分な額でした。友人が支援した金額を尋ねると「300万ドル(約3億円)足らずだよ」という答えが返って来たそうです。

ある女子高校生は、成績は優秀でしたが、金銭面で大学を諦めかけていました。

「やりたいことがあり、目標もあるのに大学に行くことができない」

そんな時、1本の電話がかかって来ました。その電話で、男性からの支援を受けられることを知った高校生は「涙があふれ出た」と語っています。

男性が遺産について残した指示は「アイオワの子供たちを大学に通わせるために使うこと」というものでした。

男性の友人によると、「彼は、彼と同じ境遇の子供たち、つまり大学に行く能力があるのにお金がない子供たちを助けたかったのだと思います」とのことです。

男性は33人の見知らぬ子供たちを大学に通わせました。支援を受けた学生たちは、自分たちを”Dale's kids”「デールさんの子供」だと称しています。男性の「子供」たちは、現在、医者であり、教師であり、セラピストであり、そしてお互いに友人同士でもあります。

男性は支援に当たり、ただ一つだけ見返りを求めました。

「私に恩返しをするのではなく、周りの人に受けた分の恩を渡してください」


あまりにも高潔過ぎて言葉がありません。ただ、男性の「子供たち」が大学を出て立派に人生を歩んでいることと、男性の支援が元になって互いに友情を育んでいるということを本当に嬉しく思います。男性のご冥福をお祈りいたします。

ソースの最後に”you pay it forward” “you can’t pay it back”とあります。pay backはお金などを「貸してくれた本人に返す」という意味ですが、pay it forwardは、ある人から親切にして貰ったら、その分別の人に親切にするというようなニュアンスで、「恩送り」等と訳されます。2000年にアメリカで「ペイ・フォワード 」という映画が製作されたため、ご存知の方も多いかもしれません。

ソース:https://www.msn.com/en-gb/news/offbeat/man-used-his-fortune-to-send-33-strangers-to-college/ar-AAEQSb5


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posted by Tabbycat at 18:00 | Comment(0) | 社会・経済を知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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